穏やかに人生の最終期を迎えられる「ホスピス住宅」 – 財経新聞

穏やかに人生の最終期を迎えられる「ホスピス住宅」  財経新聞

人間誰しも「苦しまずして眠るように死にたい」と思う。だが現実はそう容易ではない。末期がんや難病で「痛みや苦しみと闘いながら最後を迎える」ケースも現に少なくない。 【こちらも】【新規上場(IPO)銘柄】日本ホスピスは成長の余地あり、3000円どころで下値を固めるか注目 その意味で今年3月28日、興味深い企業が上場した。「ホスピス住宅」を手掛ける日本ホスピスホールディングス(日本ホスピスHD)である。社長の高橋正氏により2017年に設立された。ホスピス住宅事業と在宅訪問看護・介護事業を営む事業会社を傘下に持つ。 ホスピスとは末期がんや難病で治癒の可能性のない患者に対する、最終期ケア。自宅療養では「痛み・苦しみ・死への恐怖」などの対応は、家族が背負う負担を含め決して容易ではない。訪問看護・介護だけでは限界があった。そこで踏み出したのが「ホスピス住宅」。 厚労省が定める「在宅」には、高齢者専用賃貸住宅や老人ホームも含まれることを活かした施策だった。最終期を迎えた医療ニーズの高い患者に特化した利用者が安心して暮らせ、かつ訪問看護(介護)サービスも効率的に行える住宅である。 本稿作成時点で13のホスピス住宅(居住室数386)が稼働している。日本ホスピスHDでは「19年末には計14棟414室を計画。20年以降は開設ペースをあげ、展開エリアも現在の関東・中部に加え関西にも早期出店を予定してい...