コラム:中国、包商銀行の破綻回避は吉とでるか – ロイター (Reuters.co.jp)

コラム:中国、包商銀行の破綻回避は吉とでるか  ロイター (Reuters.co.jp)

[香港 27日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 中国当局は、内モンゴル自治区の包商銀行を公的管理下に置くことにより、不祥事に見舞われた地方銀行の破綻でさえ看過しないという用心深さを改めて示した。 包商銀行の件は、同行の派手な来歴ゆえに関心を集めている。筆頭株主にして主要な借り手である金融グループ、トゥモロ─・ホールディングスを経営していた富豪の肖建華氏は、2017年に香港のホテルから失踪。同グループの資産は今、小分けにして売却中だ。 中国には破綻寸前の地銀がいくらでもあるが、包商銀は経営が特に危ない。UBSのジェーソン・ベッドフォード氏は昨年公表した報告書で、Tier1資本比率が8%を切って国内最悪水準となっている3行の1つに同行を挙げた。 今年第1・四半期の中国の銀行資産に占める都市銀行の割合は13%、地方銀行は7%にとどまるものの、抱える金融リスクという点では地銀の比率がとびきり大きい。国有大手銀行が政府保証のついた最優良顧客を確保している以上、「雑魚」は残り物で我慢せざるを得ないからだ。 損失隠しのための工作が施されるのは、珍しいことではない。2018年、上海浦東発展銀行(600000.SS: 株価, 企業情報, レポート)は不良債権を隠すために1493社ものペーパーカンパニーを使ったとして罰金を科された。大連銀行は幾度も救済を受けている。 中国政府は15年...